美容とチョコレート
1月ももう終わり!
2月はバレンタインデーの季節。
百貨店には魅惑のチョコレートが数多くならんでいます。
この時期だけしか食べれないチョコもあるので、自分用に購入する方も多いのではないでしょうか。
今回はチョコレートと美容の関係について・・・
チョコレートと肥満指数についての興味深い発表
チョコレートによる健康や美容効果は、これまでも数多く発表されています。 こうした中、2012年、アメリカの研究で、「チョコレートを食べる頻度が高い人ほど肥満指数(BMI)が低い」と米医学誌”Archives of Internal Medicine”(2012; 172: 519-521)に発表がありました。カカオに含まれるエピカテキンによる代謝効果が示唆されたようです。チョコレートに健康効果があるとしたら、チョコレート好きにとって、とても嬉しい話ですね。更に深く研究を進めていただきたいものです。
チョコレートの健康パワーは、カカオ・ポリフェノールにあり!
古くからチョコレートが健康にいいと言われる最大の理由はポリフェノールの一種、カカオ・ポリフェノールが含まれているからです。この成分は赤ワインや緑茶でもおなじみですが、チョコレートの含有量は、赤ワインの2倍以上です。ポリフェノールには、がんや動脈硬化などの病気の原因を引き起こす活性酸素の働きを抑え、血中の悪玉コレステロールや酸化を防ぐ抗酸化作用があります。この他、胃潰瘍やアレルギーの予防、ストレス、美容界ではエイジングケアへの効果も注目されています。
甘い香りは集中力・記憶力、そしてリラックス感をアップします
チョコレートの甘い香りには、集中力や記憶力を高める効果があることが最近の研究で明らかになっています。また、テオプロミンという成分が、神経を鎮静させる作用があり、リラックス効果もあることが分かりました。 “チョコレートを食べると興奮して鼻血が出る”というのは迷信で、ヨーロッパなどでは眠る前にチョコレート食べることもあるそうです。
ミネラル、食物繊維が豊富な女性をきれいにする美容食
チョコレートの原料であるカカオ豆にはカルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルがバランスよく含まれています。特に女性に不足しがちな鉄分が、おいしく摂れるのはうれしい限り。食物繊維の宝庫でもあり、1枚の板チョコには約2gの食物繊維が含まれています。便通を改善し、血圧上昇を抑える効果も。栄養価が高く腹持ちもいいので、上手に食べればダイエットにも一役買ってくれそうです。
意外にもチョコレートには虫歯を防ぐ効果があります
ウーロン茶や緑茶に虫歯予防成分が含まれていることは知られていますが、チョコレートの成分であるカカオパウダー(カカオ豆を炒って磨り潰したもの)には、それ以上の効果があると言われています。カカオパウダーには抗菌作用にとどまらず歯垢をできにくくする働きもあり、虫歯予防と虫歯の進行を抑えてくれる効果があることも明らかにされています。とはいえ、基本は正しい歯磨きがあってこそ、ということをお忘れなく。
あまーい誘惑のチョコレート。
でも食べ過ぎは禁物ですね。